歯の咬み合わせの構造
「歯の咬み合わせ」は、想像以上に人体に影響をもたらします。
上顎と下顎の関係は、ちょうどドアに似ています。
ドアは、枠がずれたり、歪んだりすると、上手く閉まりません。
ドアの枠がずれたり、歪んだりするということは、家全体が歪んだり傾いたりしている可能性が大です。
体もこの関係に似ています。
ドアのヒンジあたりの構造を顎関節と呼びます。
ドアは、開け閉めだけの単純な動きですが、顎は、前方、下方、側方など複雑な動きをしますので、構成する組織は、ちょっと複雑に成ります。
顎関節を構成している組織は、
① 関節窩(かんせつか)
② 関節頭(かんせつとう)
③ 関節円板(かんせつえんばん)
④ 円板後部結合組織(えんばんこうぶけつごうそしき)
⑤ 外側翼突筋(がいそくよくとつきん)
⑥ 関節包(かんせつほう)
⑦ 外側靭帯(がいそくじんたい)
外側翼突筋以外に下顎を動かす筋肉として、内側翼突筋、側頭筋(そくとうきん)、
咬筋(こうきん)があります。
咬み合わせ不良から病気に進展します
若い頃は、歯が生えて間もありませんので、歯が磨り減ったり、粗相膿漏で浮き上がったりすることはありませんが、加齢と共に少しづつ磨り減ったり、歯槽膿漏で歯が歯肉から浮くようになって、外側に広がったり、スキッ歯になったりします。
すると、顎間接が持つ動きの範囲から外れ、想定外の動きが加わります。
咬み込み過ぎや、横ずれし過ぎ、変則咬みなどですね。
この異常な顎の動きは、、顎に付随する筋肉も連動して異常な緊張をします。
そうして頭骸骨内にある様々な体を指令する神経組織などを圧迫したり、顎で歪んだ身体のバランスを、身体の背骨などで補正しようとしたりします。
これが、様々な健康障害をもたらしているとされています。
どうしても治らない更年期障害、腰痛、内臓疾患など、顎位異常により脳神経を圧迫することによって発症している可能性があります。
歯並びが悪いと矯正しますが、歯科矯正において、見た目の歯並びを綺麗にに並べるのは、実は簡単なのですが、同時に、この顎のヒンジを理想的な場所に戻す技術が相当難しいのです。
この2つの作業を同時に正確に行なうのが矯正医の腕の見せ所です。
矯正医の高度な技術持っているか否かは、実はここにあります。
一概には言えませんが、そういう意味があって、歯科大学の学生の中で、矯正医はエリートさんが進むそうです。
スポーツの運動能力も咬み合わせが左右します
野球選手がバットスイングしたりするとき、体のパワーを最大限発揮する時、、実は、歯をくいしばるより、少し口を開いたほうがパワーが出ます。
自分でも体感できます。
歯をくいしばっているとき、歯を少し開けているときそれぞれ握力を測ると、多分、空けたときの方が握力数値が勝っているはずです。
アメリカのプロバスケットNBAのスーパースター、マイケルジョーダンは、信じられないくらいのジャンプをし世界を魅了しましたが、彼は、ジャンプする前、ここぞという時に必ず舌をベロ~ンと出します。
彼は、本能的に顎を空けることによって超人的なプレーを得ていたと思います。
スポーツマウスピースは、その利用ですね。
このように顎の位置が少し変わるだけで、体に何らかの作用をもたらします。
顎の不思議(この動画に出演されてる丸山先生は、僕が学生時代にちょいと習った先生です)↓
コメント一覧
その通り、顎関節はとても重要な器官です。
少しのズレでも身体全体が狂ってしまうことがあります。
多くの方に大切さを知っていただきたいと思います。
僕的にはわざとピッペンがフリースローを外しそれをダンク!が最高です。
あと個人的にはサンズのケビン・ジョンソンが大好きでした。
丸山先生、凄いですね、でもこれこそが本当の医者ですね。
理想的な医者とは患者を診ただけであらゆることが判別できる、そして全体的に診断できます、ほとんどの医者は専門的な部分だけ、しかも画像検査や数値だけでしか判断できないただのペーパードクターですね。
歯科技工士ごときが・・、恐縮です。
先生のお墨付きを頂きまして嬉しいです♪
確かに、MJはすごいですね、しかも神がかり的なプレーが多すぎですね。おっと、ケビンジョンソンですか、いいですね、バークレーとやってましたね。
僕はですけど。
そうですね、嚙み締めると、身体が硬直して、しなやかさが欠落するようです。
口を少し開いて7割程度の力でスイングするといいと思います。
リラックス時であっても、歯は上下でくっつけるよりも、少し話しているほうがいいらしいですね。
数年前、体がとても酸性状態だったであろう時は、常に歯を噛み締めていた記憶があります。今は常に歯を離していられます。
これも噛み合わせももちろんですが、酸性体質に関係がある気がします。
口を少し開いてスポーツをすると、体がしなやかに動く気がします。
色々と面白いですね、体の連鎖反応でしょうね。
バイオ〇ーザは、政木氏のホンモノの機器の性能を劣化させた機器ですので、私的にはあまりお勧めしないです。ちなみに、バイ〇ーザより、京都部品のレプリカのほうがいいです。
咬み合わせが悪いのでしたら、咬合に卓越した歯科医に一度診てもらったほうがいいかもしれませんね。
20代前半のときに仕事が忙しいのを理由に歯医者に行かなかったら、一番手前の奥歯とその次の奥歯を失いました…。インプラントは高いし怖くてできず、入れ歯はいれたくなくて、ブリッジは難しいと言われ…まだ2本無い状態でいます。気持ち、口元が歪んできた…?自分の中で一番のコンプレックスです。家でも、歯の話になると、とたんにつぐんでしまいます。今は、なんとか近所の歯医者に通って、昔治療した銀歯の中が虫歯になっているので、一本ずつ治療している最中。
虫歯の治療が終わったらそこの歯の相談をする予定です。はぁ…歯って、本当大事。親の言うこと聞いてちゃんと歯医者に行けば良かったと常々思っているのです。
口の中に金属の歯を入れると金属イオンが溶出しますので、重金属をせっせいと摂取しているようなものですから。西洋文化の届いていない地域は、歯医者さんがありませんので歯医者さんに行きませんが、歯は、勿論減りますが概ね死ぬまでほぼ健全です。いかに食べ物や体のアルカリ化が大事か良く分かりますね。それぞれの民族に代々伝わる食べ物がいかに凄いかですね。日本は、カケラも無くなりつつありますよね~