長期糖質制限は危険!
今回は、ちょっと今まで書いきた記事の内容を否定するような内容で、皆さんに陳謝しなければいけないかもしれません。
糖質は、唯一ガンの餌ですので、糖質制限でガンを衰弱死させるという論を発してきました。
胃は酸性ですが、腸内は酸化還元電位-250のアルカリ性です。
アルカリ性を保っているのは、実は、腸内細菌が作り出す水素なのです。
腸内細菌は、糖質1gを発酵分解すると、水素を約50cc生産します。
この腸内が糖質で作った水素こそ、理想の体内の酸化還元を行なうための、
最も重要な要素なのです。
とはいっても、甘いものをジャンジャン食べて良いという単純な話しではありません。
この水素の生産量が少ないと、腸内の正常な酸化還元電位-250が酸化方向に進み、体内の酸化が進み病気へと進展します。
長期断食は、腸内を理想のアルカリ状態に保つためには、そういう意味であまりお勧めするものではないということです。
勿論食べすぎはいけませんが、糖質は、決してゼロにしてはいけないのです。
穀類を摂取し始めて1万年経過していますから、糖質を有効利用出来るように少し進化しているようです。
また、赤血球のエネルギー源はブドウ糖ですし、完全な断糖は、やっぱり危険だということです。
糖質自体が悪いのではなく、遺伝子組み換えの作物や、食べ方、食べる量の方に大きな問題が有るといえそうです。
やはり、ちょっと過激な健康法は、何らかの弊害を、引き起こすように思います。
確かに、長期断食をしている人って、顔色、肌艶がよくないですね。
酸化還元できる程度の少量の糖質摂取しながら、余計な糖質を極力取らないことが重要です。
腸内細菌の喜ぶ餌こそ健康の原点だと言ってきましたが、もう少し詳しく見ていきましょう。
糖質には、大きくは2種類があり、消化吸収性糖質と、難消化吸収性糖質です。
ここで言う身体に必要な糖質とは、難消化吸収性糖質のことで、スイーツなどに含まれるショ糖の消化性吸収性糖質とは全く違う作用をします。
難消化吸収性糖質は、大腸に届くまで人体の消化酵素で分解されることはありません。
これが最も大きな違いで、まさに大腸のためのものでしょう。
ミネラルを摂取と言ってきましたがこれももっと奥が深く、実は、ミネラルやビタミンは、なんと大腸菌が作り出したミネラルやビタミンが、最優先されて身体に使われ、食すミネラル、ビタミンは後回しで使われます。
恐るべし大腸菌ですね。
その大腸菌が欲する材料は、野菜の細胞壁、セルロースです。
生野菜でのセルロースは、人間は分解酵素を持たないため、ほとんど吸収されませんが、加熱することで、吸収しやすくなります。
生野菜ジュースを飲んでもイマイチな人が多いはずです。
ちょっと、面食らいますね。
立石流野菜スープは、まさに腸内細菌の餌で、細菌が原始転換し、身体に必要な多用な栄養素を作り出していることと思います。
立石和氏の野菜スープとは?このところ、野菜スープの問い合わせを多く頂きますので、改めて追加情報も組み込んで記載いたします。 この「野菜スープ」は一時たいへん有名になり、立石和氏自身が「元祖野菜スープ強健法」(徳間書店)を出版しました。○ンが!・・、驚くべき改善があったようです。ところが、1993年ごろからオーバーな効能の表現という理由で、週刊文春が「野菜スープの怪人」として取り上げ、立石氏を避難しました。確かにオーバートークだったかも知れませんが、実際に1万人ほどの・・その後突然、1994年... 立石流野菜スープ&玄米茶の恐るべし効能とレシピ - 強健ラボ |
だから、肌が綺麗になったり、髪が濃くなったりするのでしょう。
なんだか、とても難しいようですが、もっとシンプルに、昔ながらの食生活に戻ればいいんじゃないでしょか。
難しく考えず、昔の生活習慣を掘り起こせば答えが出る様に思います。
ルーツを忘れるほど怖いものはありませんね。
僕は最近、特にそう思います。
新技術で〇〇開発!、画期的なサプリメント!とか、どうも全体からみると外れているような気がします。
黒にんにくは、腸内細菌の素晴らしい餌
さて今回もう一つ、腸内細菌の有益なとっておきの餌を一つ紹介します。
それは、「黒にんにく」です。
市販品もありますが、手作りも出来ます。
黒にんにくは、ノーマルに比べて圧倒的にパワーが違います!
その体感は圧倒的のようです。
腸内細菌の素晴らしい餌ですので、どうにもならない便秘の方から、うつ、ガンの方まで、超お勧めです。
黒にんにくの効果・効能
- 疲労回復
- 風邪予防
- 血液サラサラ
- 精力増強
- がん予防・改善
- 生活習慣病予防
- アレルギー(花粉症・ぜんそく・アトピー等)改善
- 高血圧
- 動脈硬化
- 夏バテ
- 美肌
- アンチエイジング
- 便秘解消
- 冷え症の改善
- うつ病
- 朝の目覚めの良さ
これ以上無いほど万能です。
材料
●にんにく適量 中国産で可
●炊飯器 保温機能だけを使います、ボロでもOK
●蒸し目皿(足つき)直接お釜の下につけないように底上げ
●キッチンペーパー にんにくが釜の鉄の部分にふれないように包みます
アルミホイルでもOK
作り方
参考動画です
1、にんにくを炊飯器に入れます
2、保温スイッチを入れて10日から14日間放置します。
保温期間は各炊飯器によって異なりますので味見をして自らのタイミングで取り出してください!
召し上がってみてにんにく独特の辛味がなくなったらOK!
※あまり長く保温しても逆に苦味が強くなり、
甘さが失われる可能性があります。
逆に、早すぎても全くおいしくありません。
自らの炊飯器の特性により異なる部分もございますので取り出すタイミングは各自研究が必要かもしれません。
以上で完成です!!
2の後、常温で1ヶ月以上放置しておくと更に熟成が進んでおいしくなります。
一日1粒、もしくは朝夕の合計2粒が目安です。
2週間待てない!または、作れない方は市販品もあります