子供の遊びについて
子供を賢く育てたい、高学歴、エリート街道に乗せて将来は安泰な人生にしてやりたい、などお子さんに熱い想いを抱かれる親御さんは多いと思いますが、実は、英才教育を受けたお子さんは、のちに犯す、犯罪率が異常に高いのです!
アトピーだの、喘息だの幼少期から体の健康不良が少なくない時代ですが、勉学、心の育て方、子供の遊び、心の健康までもなんだか非常に脱線している世の中のように思えて成りません。
そんな思いもありまして、プロフィールに書いておりますように、私は地元の緑の少年団で、近年見かけなくなった「みんなで外遊び!」をボランティアでしております。
なんだかカタそうですが、実際はユルユルで「楽しく遊ぶ!」だけが目的のようなもので適当に外遊びしているだけです(笑)
川やため池に入って生き物をつかんだり、山歩きをして生えてる草花を見て、草を採って食べたり、キャンプしたり・・・、昔、私らが遊んでたようなこと、近頃見かけなくなった泥臭い遊びをしています。
今時の子供たちはこんな泥臭い地味な遊びをして、喜ぶのかなあ?なんて最初は思ってましたが、実際やってみると想像以上に興奮して夢中になるんですねぇ~、これがまた^^
女の子も、男の子以上にもうびっくりするほど活発です。
下の写真は、私達の緑の少年団のワンシーンです。
凄いでしょう?女の子も夢中に、お構い無しに泥だらけになって、ガンガンお魚を掴みます。
普段はワイワイガヤガヤですが、料理だってご覧の通り雑談もせず自ら真剣にします。
本能が目覚めるのでしょうか?(笑)
近頃は、少年野球や、サッカーなどほとんどの子が小さい頃から所属する状況で、まあそれはそれでいいのですが、あまり好きじゃないけどみんながサッカーするから仕方なしにサッカーしている子も少なくないようです。
近年は政府も子供たちのスポーツはかなり推薦していますので、政府もミスリードを意図して狙っている感じがします。
子供たちと接して思うことは、最近の子は、前後関係を考えたら自然と答えが出そうなことなど、何かちょっと分からないことがあれば考えずに直ぐに質問してきます。
自分で、あーだこーだ考えて試行錯誤しながら答えを見出していくことを、あんまりしないんですね~
ちょっと考えすぎかもしれませんが、なんとなくそんな気がします。
英才教育を受けた子は犯罪者になる確率が3倍に!
1967年ミシガン州の貧困地域でデビッド・ウエイカート氏らによって行われた実験があります。
遊び中心の保育、大人も介入して遊ぶ保育、読み書き・算数など知識中心の保育の3つの教育について調査した結果があります。
知識中心保育の子供は最初は、勉学は他の保育の子に比べて明らかに勝っていましたが、暫くすると差がなくなったそうです。
追跡調査で15~23歳ぐらいまでの子供を見ると学的には何ら差はありませんでしたが、知識中心保育の子供は23歳では、犯罪者になる確率がそうでない教育に比べ3倍も多く発生していたのです。
知識中心の英才教育を受けた子供は、犯罪者にならなくても、何らかのストレスが相当溜まっていることが考えられます。
「生きる力」の強い子を育てる 人生を切り拓く「たくましさ」を伸ばすために
という本がありますが、非常に素晴らしい本ですのでぜひ一度手にとってみてください。
「子供を抑圧することがどういうことか?」、書かれています。
現代社会の当然とされる教育が、いかに子供達に多大なストレスを与え、やり場の無いところへ追い込んでいるか分かると思います。
そういう私達もそんな教育下で育ってきています。
教育バリバリのお母さんを持つ子供は、どこか人間的に異常であることが少なくありませんが、この本を読むと納得できると思います。
子供には、高学歴で賢く育てエリート街道を歩んでほしいと思っているお母さんやお父さんに読んでもらいたいですし、子育てが終わった方でも、有益な内容だと思います。
現代は、スマホで調べれば何でもポンポン答えが出てきます、例えば、英語訳だって通訳や翻訳の仕事なら別ですが、普通の人はスマホがあれば事足ります。
あれこれ詰め込んだところで、コンピューターの情報量には全く叶いません。
コンピューターに出来ない人間形成の方が大事じゃないでしょうか。
どんなに学業優秀でも社会に出れば誰でも様々な壁にぶち当たりますが、そういった答えの無い答えを見出す力が無いがために、犯罪率が3倍になっているのかもしれません。
人間力という学力では見えない力こそ、社会に出るに当たって必要では無いでしょうか。