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食生活の指標、何をどう食べる?

理想の食べる割合の黄金比

 

動物はそれぞれ適応食があり、パンダは笹、牛は草と申し上げてきましたが、人間の理想の適応食とはいったい何でしょう?

 


 

肉、卵、チーズだけを食べるMEC食法とか、炭水化物を抜く食事法とか、野菜だけを食べるベジタリアンだとか様々な食べ方など、流行のファッションのようにあれこれ登場していますが、いったい何が人類にとって理想の適応食なのでしょうか?

それはやはり人類が長年継承してきた食事こそ最も自然で人体に適応しているといえます。

そしてそれは歯の構造と消化酵素を見れば一目瞭然です。

人間の歯の構造は、種子や穀類を磨り潰すのに適した臼歯群が約60%、植物を噛み切るのに適した前歯群が約30%、肉を噛みちぎるのに適した犬歯が約10%、つまり、大まかに言いますと、

人類の理想の適応食は、穀類6:野菜類3:肉魚類1の比率で食べるのが長い歴史の中で出来上がった自然界の法則なのです。

また消化酵素にも同様のことが言えます。

肉食動物は、生肉を消化する強烈な消化酵素を持っていますし、草食動物は、草や穀類を消化する酵素をふんだんに持っています。

人間はどうかといいますと、上記歯牙の構造を見れば雑食ですから複数の消化酵素を持ち合わせていますが、その中でも米、穀類、イモ類などの炭水化物を消化する「アミラーゼ」という酵素の活性が抜群に高いのです。

このように厳しい自然界でそれぞれの動物は子孫を残し続けるために、何千~何万年と食べるものを決めており、それに合った身体の構造、仕組みになっているのです。

つまり、身体の仕組みに合わせて食べれば、当然綺麗に代謝出来るのです。

理想の適応食を崩した食を継続していくと代謝異常が起こり体内異常が起こり発病に至るわけですから、先ほどの適応食の比率を大きく変える流行の食事法は、長期的には良くないといえます。

猫用の餌、ウサギ用の餌、犬用の餌、それぞれ適応した餌がペットショップで売られているように人類にもキチンとした食べるべきモノが決まっているのです。

そして人類が地球上で飛躍的に発展したのは穀類の普及があっての話です。

アジアは米、欧米は、麦やとうもろこし、南米ではイモ、豆類、世界の各国は、その土壌や環境に合った穀類を長年食べてきました。

人類の主食は人体の構造から見ると穀類であり、体調が優れない人は適応食穀類6:野菜類3:肉魚類1が出来ていない、あるいはその質が悪いといえます。

 

健康は綺麗に代謝できるかどうかで決まる

 

近年はダイエットブームでポテッと太った人を男女問わず良く見かけますが対策として・・・
●カロリーでしょうか?
●食べる量でしょうか?
●肉や油っこいものを控えるでしょうか?
●野菜を沢山食べるでしょうか?

太る太らないは、そういう枝先の視点ではなく、根幹は「代謝」できるかどうかで決まります。

食べること=太る、痩せる=食べないこと、では無いのです。

代謝とは、食べたものを消化~分解して必要な栄養素を体内に吸収して活動するエネルギーにし、不要な老廃物や毒素は体外に排出するという、一連の生命の活動のことです。

代謝が出来ていれば・・・極端に言いますと、大量に食べても肉類を食べても体内は正常を保持しているわけです。

太る、痩せるだけの問題ではなく、代謝が出来ていると、脂肪は付きませんし、老廃物も溜まりません。

綺麗でさらさらの血液が体内を巡り、新陳代謝、免疫力が高く、病気に強く、美肌、素肌が綺麗であるということです。

ダイエット、食事変更など、何をするにしても、こうした状態が大前提ですので、これをいつもチェックしていると取り返しの付かないことにはならないわけです。

こうしてみるとカロリー計算がいかに何の意味も無いことが分かります。

代謝できるかどうか?のポイントは食べ物の「割合と質」です。

 


 

カロリーとは無関係の栄養素が代謝をコントロールする

 

代謝のポイントは、割合と質であり、割合は、穀類6:野菜類3:肉魚類1と先ほど申し上げました。

では、質についてです。

質と言っても高級にすることではなく、食事の質は、ビタミン群、ミネラル群、食物繊維、酵素群」が食事にどれだけ含まれているかで決まります。

この質の良し悪しが代謝できるかどうか、つまり健康を左右するのです。

そしてこのビタミン群、ミネラル群、食物繊維、酵素群は、何と!カロリーとは一切関係がありません。

上の写真は、玄米ご飯、豚汁、煮物、漬物。

下の写真は、パン、ハンバーグ、ミニサラダですが、実はカロリーはこの両者はほとんど同じです。

同じカロリーでも食べ物の割合と質がまるで違います。

ビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素の含有量がまるで違いますから代謝効率は雲泥の差です。

普通~にイメージしても、どちらが太るか明らかに分かりますね、カロリーは同じです。

食事選びや献立は、「割合と質」、つまりビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素がキチンと入っているかどうかで決めることが重要なのです。

しかし、だからと言って、それぞれどんな働きをするのか別に深く勉強する必要は全くありません。

サプリメントの宣伝文句で、「〇〇ビタミンが10倍!〇〇も入ってます!」などつい心を奪われる宣伝がされてますが、全く気にしなくていいですね、それらは根幹ではなく枝先の話しです。

ビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素が足りないと脂肪や老廃物を溜め込みやすく腸や内臓に負担を掛けてしまう

と覚えておく程度で十分です、野生の動物は何にも知りませんからね。

そして、

肉類、砂糖、アルコールを分解~消化~代謝するのに、大事なビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素が沢山使われる

ことを知っておきましょう。

ビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素は、出来るだけ無駄使いしないようにして、新陳代謝、修復作用が進む様にして若々しく健康を保つのがまあ大まかなラインです。

しかしだからと言ってあまりにもストイックになって大好きなお酒や甘いものなどを控えてしまいますと生きる喜びがまるで無くなります。

2:8理論で、1週間に一度ぐらいは少々体に悪いものでもド~ンと好きなものもを食べて良いと思います。

平日に戻れば、また食事も戻せば、なんてことはありません。

お肌荒れ気味、あるいは吹き出物が出来たら、「あらら!最近は食べ物が悪すぎた・・・あれやこれやの食べ物は慎んでビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素をよく摂って代謝を上げよう」と自らの食を矯正することでまた元の健康に戻るのです。

肌荒れや吹き出物などは、代謝がちょっと悪化したサインです、便利なものです。

それを食べ物は一切治さず延々と薬で吹き出物を抑えようとするから取り返しの付かない病気に発展するのです。

お問い合わせでよく、「旅行に行くのですが食べ物や飲み物が心配です、どうしたらいいですか?」とか頂きますが、全然問題ありません、ご当地の美味しいもの食べて旅行を満喫されるのが一番です。せっかくの旅行ですからね♪

大事なのはこういった仕組みを知っていて、悪いことを連続で継続しないことです。

 

では、どんな食材にビタミン群、ミネラル群、食物繊維、酵素群がはいっているかといいますと、野菜、イモ類、海草類、キノコ類、発酵食品(味噌、醤油、漬物、納豆)などです。

野菜からは主にビタミンを、海のものからは塩分や微量ミネラルを、筋っぽいものは食物繊維、発酵食品には酵素や乳酸菌が多く含まれます。

 

これぐらいの知識で十分、古代の民はこんなことすら知らなかったでしょうけど健康でしたからね。

食べるものの半分ぐらいがこのような食品ですと質が高い良い食事といえます。

 

まあとはいうものの、現代の食べ物はニセモノだらけで、上手く食べているつもりでも、化学製法の食材が多すぎます。

現代の味噌、醤油、塩がニセモノであることは非常に深刻で、酵素の摂取が出来ていないのが大きな問題です。

ですので、現代は、ビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素がただでさえ足りていない状況にあります。

そこで主食の理想である玄米をよりいっそう効率よくして食べる方法を・・・と以前の記事から公言しているわりに全然話しが進みませんね、すみません、今回もたどり着けませんでした。

次回はどうなるか分かりませんが、玄米の真髄に触れていきます、期待せずに期待していてください(笑)♪

 

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