目次
食べ物の割合と質
前回は、食べ物への配慮としてカロリーではなく食べ物の「割合と質」に注目することが重要だと申し上げました。
健康を支配する食べ物の「割合と質」についてもっと切り込んでみましょう。
例えるならマッチの燃焼と似ています。
赤い着火剤の部分が「質」でありビタミン、ミネラル、酵素群になり、木の棒の部分が「割合」で実際に燃やす燃料で穀類、野菜、肉魚です。
着火剤の質と木の棒が理想的ですと、マッチは完全燃焼し完全燃焼した良い灰が残ります。つまり良いウンチですね。
ところが、着火剤が悪いといくら擦っても火が点きませんし、木の棒が燃えにくい木ですとくすぶって消えます。
完全燃焼したときが良い代謝であり、健康を保つ「割合と質」が良い状態でバランスされているといえます。
良い割合、つまり木の棒は、穀類6:野菜類3:肉魚類1で、ビタミン、ミネラル、酵素など着火剤が良質な時、健康は良い状態で保たれます。
ところが、最近の人に多いのが、着火剤となるビタミン、ミネラルなどはほんの少し、木の棒となる割合が穀類4:野菜2:肉4で、これでは、木が完全に燃えなくなり代謝が悪く老廃物などが溜まりウンチが悪く、ブクブク太るというわけです。
逆に、痩せたいとかのダイエット食法、流行の健康志向の食事法などで、穀類0~3:野菜6~10:肉0~1などの人がおられますが、それは燃料エネルギー不足、火力不足に陥りこちらも不完全燃焼、冷えや内臓脂肪、便秘に成りやすくなります。
玄米は割合と質を兼ね備えた理想的な食べ物
今後の食べ物に指標として、割合が「穀類6:野菜類3:肉類1」であることを意識し、更に質のビタミン、ミネラル、酵素がキチンと存在しているか、この2つに着目して食べ物を選択するといいですね。
でもあれこれ考えるのは面倒ですよね?
最も効率が高くあれこれ考えなくても良い食べ物が、そう「玄米」なのです。
玄米は、ビタミン、ミネラル、食物繊維、酵素が豊富に含まれており、非常に質の高い食べ物です。
なんと、玄米を6割以上食べていればそれだけで、「割合と質」を難なくクリアーしてしまうほど恐るべしスーパーフードなのです。
あれこれ考えずに、いいのです。
理想の食事形態は
これだけでよいのです。
ただしこれは究極の理想ですので、基本、玄米を6割キチンと食べていればあとのおかずは少々崩れても好きなものを食べても大丈夫です。唐揚げを入れてもよいのです。
ただし、何度も申し上げておりますが市販の糠漬けや味噌は、ほとんど化学製法のニセモノですので自作をお勧めします。
そのほうが効果効能が本来のものであり、断然安上がりですし、合理的です。(もしくは本物を購入してください)
旬の野菜と、糠床、味噌があればバッチリですね。
スーパーにある膨大な食材はほとんど不要なものばかり、高いお金を出して購入し病気作りに励んでいるようなものです。
仮に穀類の部分を玄米でなく白米にすると、野菜からほとんどのミネラルなどの副栄養素を摂らなければならず、非常に高品質、高栄養価の野菜を選ばないといけませんが、玄米にするだけでそんな高品質な野菜を選ぶことは特に必要無いのです。
玄米食ならスーパーの野菜で十分、玄米パワーのおかげです。
勿論、白米を食べていてもキチンとしたおかずを作っていれば玄米でなくても良く、とにかく「割合と質」がよければ何でもいいのです。
しかし現実問題としてあれこれ考えずに済み、簡単で非常に合理的な玄米食が圧倒的に優れているのは、言うまでもありませんね。
2種類の食を使い分ける
「基本食」= 玄米ご飯お茶碗1杯 + 豚汁 + 煮物など一菜 + 糠漬け 「快楽食」= 肉、スイーツ、アルコール・・・
と分けて上手く使い分けるのが楽しく健康で生きるコツです。
100点の食事を狙うのはどうしても無理難題です、最初から80点狙いでいいのです。
普段の基本食がキチンと出来ていれば貯金が出来ているということで、週末などの快楽食の吐き出しに使うことができます。
もし、快楽食を豪快にしすぎて肌荒れなどのイエローサインが出たら、割合を暫く「玄米8:野菜2:肉0」ぐらいに変更して体内の負担を軽くして速やかに代謝の回復をさせてあげます。
こうしうたイメージを持って食事をコントロールしていれば、大きな病気に進展することは無くなると思います。
現在はとにかくこれが出来ていません!、快楽食の比率が大きすぎ、そのまま暴走です。
そして、肌荒れや便の状態などは代謝不良を教えてくれるサインなのに全く無視、あるいは修正が修正になっていません。
これでは代謝の悪化が日々蓄積するばかりで、後にドカ~~ンと取り返しのつかない病気に成るのです。
医療の仕組みは全てこれと同じですから、一切代謝がよくならない薬を飲んでドンドン悪くなり、根本的に治ることはありません。
快楽食の負担を減らす食べ方
肉、魚
肉=ジャガイモ、椎茸、果物
魚=大根、玉ねぎ
よくある食べあわせですね、肉じゃが、ブリ大根、ステーキとジャガイモ、刺身のつま、焼き魚と大根おろしなどは昔からの定番ですが、代謝を計算しての組み合わせだといえますね。
誰が考えたのでしょう?流石です。
砂糖
砂糖を使った甘いスイーツ類は、「お茶」をしっかり飲むことと、空腹時に食べないことです。
番茶、玄米茶、ほうじ茶を飲むと代謝を少し良くしてくれます。
空腹時のスイーツは、血糖値の乱高下が起こりますので、甘いものを食べるタイミングは食後がよいでしょう。
アルコール
アルコールの代謝にビタミン、ミネラル、酵素が沢山使われますので、それらを多く含むつまみ(肴)に、野菜、芋、豆、海草、キノコ、発酵品などを食べるとよいでしょう。
卵醤は、アルコールの消化に絶大な効果を発揮しますので、あらかじめ飲んでおくといいですね。
卵醤という驚きの理想的速攻体質改善法病気は、体内PHが6~5の酸性の人、塩分、ミネラルなどの不足している人に発症していることが分かりました。酸化状態が限界まで来ると敗血症で死んでしまうため、体を救う為にガンが出来るのです。ガンが出来なければ既に死んでいるので、本当はガンに感謝しないといけないのです。スーパ... 卵醤の驚くべき効果効能とパワー! - 強健ラボ |
玄米の問題点
やっと玄米です(笑)
玄米は普通に炊飯すると、硬くて不味いです。
そして玄米の致命的な問題点、胚や糠層に含まれるフィチン酸の存在です。
フィチン酸とは、土壌と植物体の中だけに含まれる有機化合物で、植物の種子に多く含まれており、種子中のリン酸化合物の大部分がフィチン酸で占められています。
このフィチン酸は、
①人体では、ほとんど消化吸収出来ない。
②酵素の活性を阻害する。
③酸化作用を抑制する。
などの特徴があります。
フィチン酸は、植物体内ではリンやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルを貯蔵し、種の保存のために種子内の大事な無機質を逃がさない役割を担っています。
玄米には、100g中1,03~1,17gと大量のフィチン酸が含まれ、普通の玄米食ではカルシウムなどの代謝障害が起こります。
これが原因で、その影響が無い白米が大々的に普及したのかもしれませんね。
ところが、玄米をほんの少し発芽させると、種の保存のために無機質を逃がさないという役割は終えて分解されますので、食べても代謝障害を起こさないように成ります。
ということは、発芽した種子(発芽玄米)は、豊富なミネラル群を何のリスクもなしに吸収できるのです。
フィチン酸は、様々な酵素の活性を阻害しますから乳児用食品おいてフィチン酸を多く含むものを与えると発育障害を起こす可能性があります。
しかし、発芽玄米なら、フィチン酸が消失していますから乳幼児の食べ物としても非常に優れたものと成ります。
フィチン酸の例だけでなく、発芽によって様々な栄養成分が人体に非常に吸収されやすくなります。
こうした理由で玄米はお勧めしていませんでしたが、欠点か消えた発芽玄米の特性なら最高です。
また、発芽によって、種子や豆類は、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養成分が増加します。
しかしそのメカニズムはまだ解明されていませんが、発芽させることでベツモノの新しい理想の米に変身しているといえます。
4種類の玄米ごはん
玄米食には、大きく分けると4つの炊き方といいますか、4つの種類があります。
①普通に炊く玄米ごはん
②玄米を普通に炊いて、ただ4日ほど保温でほったらかしにする熟成玄米ごはん
④玄米を発芽させて炊いた発芽玄米ごはん
③玄米を発芽させて炊いた後、3日ほど保温でほったらかしにする発芽発酵玄米ごはん
今回はここらで~~~、
次回はこれについてそれぞれ紐解いてみたいと思います♪
卵醤に~