病気の原因は、善玉菌を激減させる社会構造にあると言って良いと思います。
善玉菌を増やす生活をして理想的に健康へ向かいましょう!
今回は、簡単に出来る天然酵母の作り方です。
前回の記事の続きです~
これまで、発酵食の味噌、醤油、糠漬け、発芽発酵玄米などを絶賛してきましたが、人生を変えるほどの「発酵」とはいったいなんでしょうか? スーパーのほとんどの添加物食品、シャンプー、化粧品・・・そういう物に入る薬剤で身体の善玉菌を殺しまくり、悪玉菌を大暴れさせているのです。例えば、究極の食材「味噌」をいつも絶対にホンモノを!と申し上げているのは、一般のスーパーの市販味噌は、乳酸菌を殺して「死んだ味噌」にして出荷されているからでらです。四方八方、善玉菌を殺すこんな現代では、病気が多発して当... 発酵食品の凄さは乳酸菌の効果です - 強健ラボ |
酒税法の不思議
その前に・・・
酒税法という法律があるのはご存知だと思いますが、どういうものか簡単に申し上げますと、個人で勝手に酒を作るな!という規制です。
酒税法とは、お酒を作りたいのなら役所に申請書を提出して「酒税を払いなさい」という法律です。
自宅で楽しむだけのお酒でも申請しないといけません。
添加物で発酵を止めた市販の許可を得たリキュールなどを買って、果実を漬け込んで香りを付ける果実種はOKです。
決してお米や果実などの原材料を使って、お酒を作ってはいけないのです。
天然酵母も、みりんも、少しでもアルコールが発生すると事実上違法に成るのです!
徹底して自家製のアルコール作りは禁止、作るならお金を払いなさい!です。
果実の天然酵母も、味噌も、醤油も、発酵すれば必ずアルコールが発生しますから、庶民の生活からお金を奪おうというまるで、「かつあげ」同然です。
世界の国々中で、天然酵母で発酵させることを規制しているのは、実は日本だけです。
この規制のおかげで酒メーカーは、アルコール度の一定化、殺菌、熱処理、防腐剤などの処理が必要と成り、酒の中に生きる菌を殺して出荷せねばならないのです。
ですので、ホンモノの菌が生きたお酒は「酒は百薬の長」ですが、市販のお酒はその効力を法律で断ち切って薬剤まみれのお酒を飲まされているわけです。
つまり、それほどホンモノの発酵というのは「体に良い!」ということが伺えますし、「自家製に限る!」ってことが容易に連想されます。
日本政府は、毒入りのお酒のみ販売許可をして、さらにかつあげをしているのです。
発酵玄米しかり、食べる前から食材を発酵させておけば、栄養価が増えたりスムーズに吸収されたり良い事ばかりですが、現代人は、全くと言っていいほど発酵食品の作り方や本当の凄さを知りませんし、その代わり似非発酵食品ばかりがお店に並んでいます。
これも仕組まれているのかもしれませんね。
天然酵母
新鮮な植物には、沢山の乳酸菌と酵母菌が生息しています。
どちらも存在しますが、野菜や果物など糖分の多いものには酵母菌類が多く存在し、お米には乳酸菌が多く存在しています。
ちょっとややこしいですが、乳酸菌と乳酸は全く別物です。
乳酸菌は生きもので細菌、乳酸は物質名です。
酒作りに必要な乳酸と、筋肉の疲労時(酸素不足になった筋肉)に細胞から乳酸が出ますが、細胞が糖を分解して作られるという意味で同じ原理なのです。
酵母は酸が多いところで元気に成りますから乳酸菌と酵母は、持ちつ持たれつ共存しています。
天然酵母を作る
野菜や果物に付いている菌を黒砂糖でまずは増殖させておいて、水と塩で発酵させる方法です。
野菜や果物の種類、鮮度、糖度、採る時間(朝採りが良い)、酵素の量などによって付着する菌の量が大きく違います。
つまり、凄く適当!、全く適当、こうだ!という答えを出しようがありません。
最後に上手く完成していればOK、人それぞれ条件が全く違ってきますので何度かやって自分自身で感覚をつかむことが一番です。
天然酵母を作る材料と量
材 料 | 量 |
新鮮な野菜や果物 | 250g |
黒砂糖 | 大さじ3 |
天然塩 | 小さじ1 |
水(浄水) | 500ml |
・容器(蓋の出来るガラス瓶、陶器、ペットボトルなど)
・ビニール袋
・新聞紙
作り方
①材料は、余りゴシゴシ洗わないことです。用意した野菜や果物をざくざく切り、ボールに入れます。
これはリンゴです。
②黒砂糖と良く絡めます。パサパサした野菜や果物なら黒砂糖にお湯を混ぜてドロドロ状にすると良く絡みます。
③1~2Lの40度のお湯の入ったビニール袋を重石代わりにボールの上から置きます。
④ホコリが入らないように新聞紙で包みます。
⑤なるべく温かい場所に一晩置きます。
⑥翌日、用意した水と塩を入れて軽くかき混ぜ、ざるで軽く濾して、液を容器に入れてフタをします。
残ったカスは、食べられます。
⑦容器の中で、黒砂糖で増殖した菌は、新鮮な水と塩で発酵を始めます。
⑧常温~人肌温度を2~5日(季節や材料で変わります)維持し、容器を時々振ります。余り温度が高いと失敗します。常温だけでも可能です。直射日光やストーブの熱が当たらないほうがいいです。
炭酸ジュースのような状態になっていれば見事完成です。
完成したら冷蔵庫保存、一日1回ほど攪拌させると長持ち、2ヶ月は全く問題なく保存できます。
保温器に入れておけばバッチリ発酵しますが、実は適当に場所を変えたり温度を微妙にずらし加減で育成すると、色々な菌が発酵するのです。
一定ですと、その温度に特化した菌だけが発酵しあまり面白くないのです。
痛みやすいみ果物や野菜、例えばみかんなどが大量に手に入ったときなどは、酵母液にすれば無駄にせずいいですね。
バナナ、梅、トマト、イチゴ、ニンジン、梅、今なら柿、金柑、レーズン、梨、何でも出来ます。
天然酵母の使い方
★一番シンプルなのは、そのまま飲む、あるいは何かで割ってドリンクを作って飲むと、便秘解消、免疫強化に素晴らしい効果があります。
★料理に入れると、酵母が味をまろやかにしコクや旨みが増します。野菜の嫌いな人も食べられるように成ります。お酒を料理の隠し味に入れますが、そんな感覚、自由な発想で使ってください。
★魚や肉は、酵母液に漬ければ臭みが取れ、軟らかく旨みが増します。
★パンの発酵に使えます。
健康第一なら、飲むかお料理に使うのがいいですね。
何か、難しそうな~~と思いがちですが、切って濾して入れるだけ、メチャクチャ簡単です。
時間だけが必要で、あとは何回かやって上手く発酵するか、ころあいを見つけることが大事ですね。
使う砂糖ですが下記に紹介しています上野砂糖は、元気に発酵します。上手く発酵しない方はお試しください。
次回も続きます~
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