強健ラボ

野菜や食べ物の残留農薬を除去する方法

どなたも、自分が食べている野菜やお米など、残留農薬がどれほどあるのか心配なのは勿論ですね。

今回は、そんな食べ物に潜む残留農薬を目で確かめていただく実験をしました。


方法は、どなたも普段洗っている定番の水道水、野菜の農薬などを洗い落とすのに効果的とされる重曹水、そして我が家で使っている強還元水の3つの水で比較してみました。

水道水、重曹水、強還元水の汚れ落しの比較になります。

私としましては、重曹がどれほどの効果があるのか非常に興味がありますし、今回の実験で良好なら皆さんにお勧めしようと思っている次第です。

野菜洗いの洗剤もありますが、下にも書いていますがちょっとそれ自体の安全性に大きな疑問がありますので、却下しました。

なぜ、アルカリ性の強い水が汚れを除去する?

酸性、アルカリ性の液性は、PHで表現します。

3.0未満=酸性

3.0以上6.0未満=弱酸性

6.0以上8.0以下=中性

8.0を超えて11.0以下=弱アルカリ性

11.0を超えるもの=アルカリ性

そして、汚れ自体にも酸性やアルカリ性があります。

市販される洗剤などは、汚れを中和することで除去しています。

酸性の汚れとは、油汚れ、食べかす、体のあかや皮脂などです。

例えば、キッチン周りの油系のベタベタした汚れは酸性ですから、アルカリ性の洗剤で良く落ちます。

逆にアルカリ性の汚れとは、水あか、尿の汚れ、電気ポットの白い汚れなどです。

例えば、トイレに使うサンポールなどは酸性ですね、便器の尿汚れはアルカリ性ですから、中和して汚れ落しをしているのです。

日常の食生活における汚れは酸性で、アルカリ(洗剤)で中和することで汚れを除去し安くなります。

酸性の汚れには、アルカリの洗浄剤、アルカリ性の汚れには、酸性の洗浄剤を用いることで的確に洗浄することが出来ます。

ところで、強還元水とは・・・

塩の添加で強電解することによりPH11以上の強還元水が生成できます。アルカリ度が強すぎて飲用には不向きですが、無害の洗浄水として日常生活に役立てられています。

強還元水の特徴

洗浄力・・・油汚れなどのよごれをも綺麗にする作用

超膨潤作用・・・ものを柔らかくし、その時間が短い

溶解力・・・ものを溶かし引き出す力が強力

熱伝導・・・沸騰するまでの時間が短い

重曹水もアルカリ性を示しますのでお手軽に酸性の汚れの食べ物を洗浄できるアイテムとして普及されつつありますが、実際のところはどうでしょう。。。

ちなみにクエン酸は、酸性ですから、アルカリ性の汚れ除去に向いています。

今回の汚れのメインは、食べ物に含む農薬です。農薬は油脂系の部類ですのでアルカリ性の液性の洗浄剤が向いています。

中性洗剤は、PHを中性域にして安全性を確保していますので、中途半端、汚れ落し効果は当然ほとんどありません。ですので、界面活性剤を投入して汚れを落としています。

界面活性能力とは、一言で、水と油が交じり合うことを言います。それを乳化といいます。

分子が小さいと油と物の僅かな隙間に入り込むことが出来、油に周り回り込んで包んで油を浮き上がらせ剥離します。

そんなイメージで洗浄するのが界面活性剤ですが、それ自体が化学物質で毒性がありますので、ん~どっともどっちですね。

その正反対の現象は・・・、例えば自動車のボディーに綺麗にワックスがけしますと、ボディーに水を落としてもプルンプルンに玉になってはじきます、その現象が界面活性力が極めて低いということに成ります。

ちなみに強還元水は、この界面活性力が非常に強いです。

水は、実は水分子が1個1個集まっているのではなく、実際には様々な物質と絡み合ってクラスター(粒)で自然界に存在しています。

強還元水は、普通の水より極端にクラスターが小さく、酸性の汚れ除去に加え界面活性力の高い力も兼ね備えていて、しかも水ですから一切毒性のものは入っていません。


農薬除去実験「重曹水、水道水、強還元水」

我が家では、このように機器から排水口と給水口の両方から同時に強還元水と強酸性水が出ますので、怪しい食材には浸して不純物を除去しています。この機器はこうして用途別に5種類の水が出ます。

また、無害は勿論、非常に強力な殺菌効果もありますので、腐ってそうな怪しいものは、とにかく強酸性水か強還元水に浸します(笑)。魚や肉の生臭さも取れます。

細菌類は、強い酸やアルカリ域では生きられないからです。

さて、今回、実験に使いますスーパーで買ってきましたお豆腐とミニトマトです。

3つのコップを用意しました。

重曹水の重曹は、このぐらい入れました。

最初に、ミニトマトにそれぞれの水を注いで直ぐの写真です。

以下は、15分後の写真です。強還元水は、非常に黄色くなって農薬が除去されていますが、重曹は、・・・水道水とほとんど同じですね。全く透明にしか見えません。

ん~、残念、重曹には、もっと期待していたのですが・・・

ちなみに食べ比べてみました。

強還元水は、中身の酸化還元電位までも、+300ぐらいから-400ぐらいまで急激に変わりますので、味は、甘くて雑味がなく、トマトらしく美味しいです。

水道水は、ほとんど同じで、酸味が強くトマトの味があまりしません、水臭さがあります。

重曹水の味は、ん~ほんの少し水道水より美味しいか、同じぐらい?です。

ちなみに、夏に我が家で作る無農薬のトマトをこのように強還元水に浸しても、水の色はほとんど変わりませんでした。やはり、この黄色は、農薬、化学肥料の残留物が溶け出しているのでしょう。

そして、旬とは真逆の季節に並ぶお野菜は、とんでもなく黄色くなります。冬に買うミニトマトは、もっと恐ろしいほど黄色くなります。

このことからも当然ですがお野菜は、旬のものに限ります。

続いて豆腐、水を注いで直ぐの写真です。

15分後です。これも、強還元水は、色身が濃いですが、重曹と水道水は、ほとんど変わりません。味も先ほどのトマトと同じように、やっぱり強還元水に浸したお豆腐は、豆本来の味が際立って美味しいです。

続いて、お米。我が家のこだわり米です。

水を注いで直ぐの状態、かき混ぜます!

かき混ぜた後、強還元水は、やはり黄色いですね、重曹も若干黄色いですね。水道水は、白いです。

お米でみると、重曹は、やはり少しは、洗浄効果があるようですが、期待したほどではありませんでした。

ちなみにお米を強還元水に浸すと、ご覧のように、黄色っぽくなりますが、スーパーのブレンド米などでこの実験を行なうと、トンでもなく黄色く成ります。酷いお米は、蛍光色のような発色性のある異様な色に成ります。

お米の安全性はブランドではなく、田んぼの水と育て方です。

以前ですが、市販のブランド米など数種類を比較しましたが、うちのお米が一番白かったです。これでも白いほうなんですよ。

強還元水は、育ちを見事に丸裸にしてくれます。

ちなみに強還元水で洗って炊いたご飯は、ご飯本来の味がして艶が有り、非常に美味しいです。

まとめ

今回は、重曹でお手軽にお野菜の農薬洗浄をしていただこうと思って実証実験のつもりで行ないましたが、世間やネットで言われるほど素晴らしいのもではありませんでした。

重曹より、PH14を誇る水酸化ナトリウムの方が良かったかもしれません。

野菜やお米に潜む農薬は見えないから良く分かりませんが、こうしてみると、結構怖いものがあります。

安全な食材がほぼ無い時代に、少しでも安全化させて食べる工夫をしていくのも大事かもしれません、毎日食べますからね~

我が家の機器と同等品です~

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