強健ラボ

ミツバチが居なくなれば、人類は絶滅します

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暫く忙しくて記事が書けませんでした、申し訳ございません。


さて今回は、ミツバチの神秘的、危機的ななお話しですが、実は私達の存続に関わる壮大なお話~

自然林は減ってます

日本の森林率は、国土の67%ぐらいで、そのうちの自然林は50%、つまり全体では自然林は、33%になっています。

つまり、100%であるはず自然林ですが、実は自然の山々は、たったの33%しかありません。

この色とりどりで種類の違う木々の部分が自然林で、その上のほうは人工林です。

上2枚の画像は、人工林です、このような風景は非常に増えましたね。

自然林とは、字の如く全く天然の山で、様々な種類の植物が入り乱れるように育成していますので、このように色や形がちぐはぐな山に見えます。

人工林とは主に、杉やヒノキなどを人間が規則正しく植えた山で、単色、幾何学的な並びにみえます。

裸子植物被子植物

植物は、胞子で増えるものと種で増えるものがあります。

種で増える植物は、裸子植物被子植物に分類されます。

胚珠が子房に包まれているものを被子植物、子房がなく胚珠が裸出しているものを裸子植物といいます。

上の写真のような人工林の杉やヒノキは裸子植物で花を咲かせません、ですので虫が寄ってこないので虫に花粉を運んでもらうことができず、風で花粉を飛ばして受粉させます。

自然林に生息する植物の90%は被子植物、それぞれ固有の花を咲かせます。

被子植物は最も進化した一群とされ、高等植物の大部分を占めます。

人工林が増えすぎると、自然の連鎖が崩壊し、山に生息する動物や昆虫の異常事態発生、野生の動物が民家に出没して食べ物をあさる事態も自然林の激減の結果です。

実は、自然林こそ自然の連鎖を行なう私達の命の源、起点であり、人類や動物は大自然の恵みをダイレクトにあるいは間接的に恩恵を受けています。

花を咲かせる植物なら何でも被子植物、私達の食卓に並ぶ野菜、綺麗なお花は勿論、山で見かける花をさかせる植物全て被子です。

人工林は自然の連鎖をあまりこなしません。

日本は森林国家ですが、人工林が増え続け自然林はドンドン減ってきています。

上は被子植物


ミツバチと被子植物の関係

このように、被子植物は、様々な花を咲かせますが、色とりどりの綺麗な花、そして素晴らしい香りはいったい何のためにあるのでしょう???

それは、つまり種の保存のために、動くことの出来ない被子植物が虫たちに受粉をしてもらいたいために考え出したもので、虫たちに興味を持ってもらうためなのです。

色や形、香り、咲く時間が皆違うのは、虫たちに気付いてもらえるように、被子植物が一生懸命に工夫した結果なのです。

人間も異性に気に入ってもらえるようにお洒落しますが、同じなんですね。

ミツバチなどが寄って受粉してくれるとその植物は、めでたく種の保存に成功できるのです。

そうやって種を継承しているのです。凄いですね~

そして、被子植物は、受粉してくれたミツバチなどにお礼として、甘い蜜をお土産に差し上げているのです。

あの花の甘い蜜は、受粉してくれたミツバチや虫たちへのお礼なのです。

ミツバチは、お土産にもらった蜜を巣に集めて、彼らの次の活動のエネルギー源として、またミツバチ自体の繁殖に使われるのです。

持ちつ持たれつ、素晴らしい関係ですね。

ですので、被子植物とハチなど昆虫達の発生時期は、同じなのです、全く人間より遥かに先輩なのです。

我々は、何気に野菜や野草を食べていますが、このミツバチたちの重大な仕事があるからこそ野菜などが実り美味しく頂けるのです。

本当にありがとう、ミツバチさんですね♪

日本ミツバチとは、黒っぽくて小さく、野生のミツバチで多種多様の花を受粉させる特徴があり、必要以上に蜜を集めません。

日本ミツバチは野生のハチ、グループに分かれて単種類採取ではなくどんな花の蜜も採取する習性があります。

ミツバチは、越冬しない唯一の昆虫であり、他の命を一切犠牲にすることなく生息する唯一の生き物なのです。

ミツバチの生態系は、人間社会においても最高の経済論として学ぶべきところが多大にあり、経済学者が研究しているそうです。

一方、全体が黄色い人工で作られた西洋ミツバチは、単種類植物採蜜、マシンガンのように一種類の花の蜜をガンガン集めてきます。。

つまり、ビジネス戦士用のハチで、例えば、イチゴ農家さんなどが自家で西洋ミツバチを飼い、ハウス栽培などでイチゴ受粉に使われていますし、養蜂家が行なうハチミツ採取は、ほとんどが西洋ミツバチで、れんげ畑などを作りいっせいに採蜜されています。

日本ミツバチのハチミツは、次元の違う驚愕の美味しさがあります。

もう神秘的な味わいです!!

貴重で取れないことから本物の日本ミツバチのハチミツは、たったの100gで2000~3000円もします。

1gの日本ミツバチのハチミツは、なんと8万回も巣と花を往復してやっと得られる量なので、それでも安いぐらいです。

味わいは、地域に生える植物の種類でかなり変化します。

近所の方に日本ミツバチののハチミツを頂いて食べたとき、美味しさのあまり!それはそれは衝撃を受けました。

日本ミツバチは、少しでも農薬や化学物質を感じると、瞬く間に居なくなってしまいます。

何はともあれ、ミツバチは、被子植物の繁栄にとって絶対に必要な存在だということです。

もし、ミツバチが壊滅したら我々の食べる野菜も出来ません、山は痩せて動物の食べるものがなくなり、自然の連鎖が崩壊します。

つまり我々人間が存続するのためには、絶対にミツバチたちの存在が必要不可欠なのです。

自然の連鎖が崩れると当然、山の土壌や環境が壊れ、山水が侵され川が侵され海が侵され、食べ物、水が得られず生き物は存続できなくなります。

勿論他の昆虫達も受粉活動をしていますが、ミツバチは、人間の想像を絶する非常に大きな仕事をしています。

本来は、受粉してくれた者へのお礼のハチミツですので、人間が必要以上に乱獲するのは本当にいただけない行為です。

今、自然界に甚大な異常事態が!

しかし・・・自然林は年々徐々に減少、30%を切ってミツバチは数十年前から年々減ってきています。

西洋ミツバチも、近年激減してきています。

この写真は、アメリカの畑ですが、凍りつくような恐るべし風景です!

地面にほとんど何も生えず育てたい農産物だけを豪快に植えています。

これは農薬で不要な草を枯らしているのです。当然自然の連鎖がありませんから、化学肥料、農薬による害虫、病気対策が必須に成ります。

こんな自然のカケラもない恐ろしい農産物を我々はジャンジャン食べているのです。

当然ミツバチも疲弊し、いなくなりますし、人間も病気になって当たり前です。

野菜?豚肉?何を食べたかで健康を考えるのではなく、食材の育ちが自然か人工かで分類すると、健康は飛躍的に向上すると思います。

そして・・・2014年の秋に、少なくとも関西地区全般に忽然と日本ミツバチがいなくなったのです!

広大な田畑に1匹もいなくなったという報告もありますが、極稀ですがある地域ではそれほど変わらないという報告もあり、非常に不可解な現象が現在起こっています。

私の隣の方に日本ミツバチの養蜂家がおりますが、その時期から取れなくなったといってました。

その原因として、アカリンダニが異常繁殖しており、日本ミツバチを殺しているそうです。

アカリンダニは、西洋ミツバチには問題がありませんので西洋ミツバチがダニを運んできた地域に被害があるだとか、pm2,5 、森林の伐採、あるいは放射能が原因かもと推測されていますが、ダニが異常繁殖した原因は全く分かっていなと言ってよいです。

もう一つ、僕は、ケムトレイルの害も大いに考えられると思っています。

消えない飛行機雲=ケムトレイル

ケムトレイルは、人体への健康被害だけでなく森林、自然環境の破壊を狙っているという報告もあるからです。

ハチが住みやすい自然林が激減していることも、根本的な大きな問題です。

野生のサルが食べ物を求めて民家の畑を荒らすのと同じように、民家の軒にハチの巣をこしらえるのもハチが難民化している現われなのです。

それを駆除してしまうと、ホント絶滅しかねません。

ミツバチは、よほどこちらが攻撃しない限りこちらを刺すことはしません、与えられた仕事をこなすだけの性格で、刺せばハチ自身が死ぬことも知っているからです。

しかし、スズメバチだけは非常に凶暴な性格で、しかもハリが無限に生えてきますので、直ぐに刺しにきます、これだけは気をつけてください。

豊かな自然環境は、ミツバチの存続にかかっているといっても過言ではありません。

つまり我々人間も同じ運命にあります。

まとめ

プロの棋士は、数十手先を読んで、見越してあらゆることを想定して次の手を打つから強いのですね。

私達人間のライフスタイルは、勝ち組、負け組み・・・、ライバルを蹴落としお金だけを求め、一手先の目先の自己中的な考えばかりではやがて破滅を迎えるでしょう。

健康面も同じです。目先の美味しさ、手軽さ、お金で食を満たしていれば、やがて病気に成り取り返しのつかないことに成るでしょう。

病気になるとお金で解決しようとしますから、死ぬ道しかありません。

あるいは自分は健康であっても、ミツバチがいなくなれば環境悪化の悲惨な事態が発生するでしょうし、極論ですが回りに誰もいなくなって自分だけ生きていたとしたら幸せでしょうか?

自分が生きるためには、周りの人も、環境も全体が良くなければ楽しくありませんし、上手く回りません。

ボランティア活動した人のPTSD(心的外傷後ストレス障害)が早く回復するそうです。

人はボランティア活動をするとオキシトシンという、良いホルモンが分泌されます。

オキシトシンは恐怖を鈍らせ勇気をわかせます。

自分が苦しい時こそボランティアなどで誰かを助けると、自分も早く立ち直る事ができるともいえます。

また、ストレス状態のある人がボランティアの経験でその後どうなったかを調べると、ボランティアの経験がない人は、死亡率は30%も増加していたのに対し、ボランティアをしていた人の死亡率の増加はゼロだったのです。

ボランティアは、しない人に比べると明らかに寿命が延びるようなのです。

結局、ボランティアや環境保護は、回りまわって自分の為なんですね。

プロの棋士が数十手先を読んでいるのと同じだと思います。

身の回り全ての人や環境の豊かさが、私(自分)を「幸せ」「豊か」にするのだと思います。

個々がそんな考え方を持ってライフスタイルを送っていただければ、ミツバチも復活するでしょうし、歪んだ社会構造も矯正していくと思います♪