食材選びの盲点
現代の日本人の食生活が危険に瀕していることはもうご存知だと思いますが、どうやってこの死んだ食生活や食材から身を守るか考えてみます。
私もブログを書き溜め食材の真相を調べて深く知るごとに、スーパーで食材購入する際、安心して買える食材がほとんど無いことに気付きました。
知ってしまったために、正直何も買うものが無いといってよいほど酷い食材品質になってると痛感しています。
そんな中でも、出来る限り良質なものを選ぶしかありません。
私自身もスーパーで買い物をよくするのですが、お客さんの奥様方の買い物籠の中身をチラチラ良く見ます(笑)
するとですね、その人の好きな食材を何気に選ばれているのが良く分かり、その上料理をきちんとされているか?、健康に少しでも気を使われているか?などが良~く分かります。
肝心の買われてる籠の中身といえば・・・直ぐに食べられる惣菜や加工品などが結構多いですね。
だからこんなコーナーがデ~ンと居座っているわけです。↓
法的には「対面販売なら添加物の表示の義務無し!」
使いたい放題なのです。
旬の野菜や魚などを買われる方は、勿論おられますが意外に少ない気がします。
現代は、一年中同じ野菜が売られており、旬すら分からないとんでもない時代で、冬でも夏野菜が売られていますが栄養価は最悪です。
また、今日は鮮度の良い鰯が格安で売られてるのに・・・という日でもあまり人気がありません。
ほとんどの奥様方は頻繁にお買い物にこられ、多少は買われる物が変わると思いますが基本的にはパターン化して、それぞれほとんど同じ食材を買われていると言って良いです。
「好き嫌いは無い、偏食は慎んでいる」と自認する人でも、スーパーのように何でも売られている環境下では、自分の好きな食材ばかりを選んでいることに意外と気付きません。
それがどなたもワンパターン化していて、つまり1年間何を食べたか?回想してみると、食べているものがほとんど同じなのです。
いえ、健康に良い食材ならワンパターンは全然結構ですが、酷いものばかり選ばれている人が多いのです。。。
若い奥様方(一概には言えませんが)は、概ねメニューのバリエーションが少なく、食卓は、ハンバーグ、カレーライス、などお子さんや旦那さんが喜ぶものばかりになり、現代は嫌いなものは、最初から食卓に上らないのです。最初からです。
昔は、嫌いなものもちゃんと食卓にのぼり、我慢して食べる風習がありましたが、現在は嫌いな食べ物は最初から奥様が買わないのです。
サラリーマンの昼食のおよそ6割は、外食だそうです。
外食となれば選べるメニューや食材がおのずと限られて、しかも油や調味料が最悪です。
しかもその偏った食材の中から、サラリーマンは自分の好きなものを選んで食べているのですが、無意識で継続します。
一人暮らしの若い人は、インスタント系、清涼飲料水、コンビ二食などが多いですね。
一般の多くのご家庭は大体このような食生活だと思いますが、そこへ予防接種、健康診断を受けるとなると、2人に1人がガンになっても全くおかしくありません。成るべくして成っているという感じです。
こうした「飽食時代の偏食」こそ病気発生の根源ですが、いざ体調不良や病気に成ると自分の食習慣は省みず、何か一発で解消できる病院やサプリメントや薬を求められます。
そんな都合の良い話しはありません、治るはずがありません。
時々、「〇〇の症状があり、どうしたら治りますか?」という質問を頂きますが、根本は自分が食べた食べ物で不調になっていますので、自分自身の食を見直すことが第一ですが、それに気付くことすら難しいと思う今日この頃です。
「無くて七癖」といいますが、自分の癖を自分でピックアップするのは非常に難しいのと同じだからです。
しかも正しい知識があっての話に成りますから。
質問される方が毎日どのような食習慣を送られてるか詳細にはわかりませんし、このブログで紹介している有効な食べ物を少々摂取したところでは追いつかない習慣を送られてるかも知れませんし・・・、実に難題なんですね。
現在は、ビタミン、ミネラル不足が引き起こす危険な状況
カロリーが高いだけでミネラルやビタミン不足の食事を無意識のうちに続けていると、体はいつ壊れてもおかしくない状況に置かれています。
カロリー計算で一日の食べ物を決めるのもおかしな話しで、それだと偏食していても計算上健康が立派に成り立つのです。
アトピー性皮膚炎や喘息、花粉症などのアレルギー疾患は、そうした身体の危機に対し身体から発信される警告、悲鳴の典型です。
今や3歳児の3人に1人はアトピーに冒されているという酷い状況で、大人も増え続けています。
アレルギー疾患は、「人間が本来から遠くかけ離れた食生活によって引き起こす弊害」と言って間違いありません。
偏った市販食品を多く食べているとまずビタミンB1が不足し、疲れやすい、手足がしびれるなど、脚気の前駆症状になります。
ビタミンA、Cが不足すると風邪に掛かりやすくなり、カルシウム不足では骨折しやすくなり、亜鉛が不足すると味覚障害に成ります。
こうした典型的なビタミンやミネラル不足による身体からのイエローサインは、病気としては認識されにくく軽く捉え、対症療法で軽くあしらわれる所に本当の恐ろしさが潜んでいるのです。
偏った食事の習慣は、体の抵抗力や免疫力を確実に低下させます。
ガンも同じ、ガン細胞はいつも体内で発生していますが、普通は抑制機能が働いておりガン細胞は成長せず発症には至りませんが、その抑制機能に大きな関わりを持って仕事をしているのがビタミンやミネラルなのです。
近年のビタミン、ミネラルが不足した食事を長く続けてきた結果、制御機能の低下、抵抗力、免疫力の低下で、今や日本人の体はあらゆる病気予備軍の渦中にあります。
過去記事で紹介しました・・例えば重曹は、素早くアルカリ体質に向けてくれるので胃潰瘍やガンなどに確かに有効で的確な治療法の一つではありますが、あくまで応急的、重曹にはビタミンやミネラルを含みませんので本当の改善ではありません。
重曹だけに長く頼っていると耐性が出来てしまうのは、その証拠です。
ビタミンやミネラルで細胞一つ一つを元気に正常にし、重曹がしてくれることを各器官の細胞がしてこそが本来で理想です。
細胞が弱って仕事をしていないのです。
「私は、食生活に気を配りバランスの良い食事をしているから大丈夫」と自信満々の方もおられますが、完全な自給自足で無い限り、つまりお店で普通に食材を買っている限り、食品添加物の摂取量は、国民一人当たり年間4kg以上も食べています。
本来、あらゆる食べ物は、一つのバランスを持った宇宙のようなものですから、部分食より全てを食べる全体食が好ましいです。
魚は大きな魚の切り身より丸ごと食べる小魚類、野菜は根っこから葉先まで皮も灰汁も全部食べる方が基本的にはよいわけです。
ちょっと飛びぬけた話しですが、昆虫類を丸ごと食べることは実は完璧な栄養バランス、理想の食材だそうです。
確かに昆虫など食べる習慣のある民族は、健康そのものです。
しかしながら、丸ごと食べる習慣を実行したとしてもそれ自体が汚染にさらされ本来の食材、栄養価ではなくなっているのが現状で、不足しているミネラル群をどうやってもなかなか摂取出来ない恐ろしい実状なのです。
ちょっと長くなりましたので今回はここらで・・・次回は、その対策を考えてみたいと思います♪