食中毒にならない超予防法と「唾液」の効能

唾液、胃液は、コレラをも殺菌します

以前、岡山大学病院小児歯科の岡崎好秀先生の「食育」というタイトルの講演会に行ってきました~

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この先生は、世界の発展途上地域の食事事情を、現地に行って徹底的に調査し、我々先進国のそれと比較され、先進国の歪んだ食事事情、食育を、見事に解析されていました。

世界の発展途上地域の食事や生活の知恵は、理に適う見事なものでした。

西洋医学の先生らしからぬ、実に珍しく、素晴らしい先生です。

食中毒に掛か理にくくする予防法として、唾液の利用です。

唾液とは、コレラをも消してしう素晴らしい殺菌剤なのです。

しかし、普通に食べていては食べ物と唾液との混合が出来ていないため、とにかく混ぜるために良く噛む事なのです。

その内容があまりにも素晴らしすぎたので、一部先生のHPから転載させていただきます。

ご近所で講演会があれば是非参加されてください。

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飲み水がコレラ菌の水しかない場合の驚くべき対処法

転載開始

現在世界各地で大地震が頻発している。

昨年の,ジャワ・スマトラ沖大地震では,一瞬のうちに津波で多くの方が犠牲になられた。

地震の後も津波により道路は寸断され,取り残された人々に対して,食料品・医薬品を届けようがなかった。

おびただしい爪痕が一息ついた後に問題となったのは,衛生状態の悪化によるコレラであった。

ところであなたは,この現場に居合わせたとしよう。

喉が渇きしかたがない。

水を飲まなければ脱水になり生命の危機に陥ってしまう。

しかし目の前には泥水しかなく,中にはコレラ菌がうごめいている。

この水を飲んだら間違いなくコレラに感染してしまう。

さてあなたは,どのようにしたら生き延びることができるだろうか?

昭和21年、敗戦後の中国での話。

当時,上海から故国日本へ帰るための船が出ていた。

中国全土から兵隊たちは、飢えと戦いながらも上海にたどり着いた。

しかしそこには,兵隊を収容する建物もなく、屋外でテント生活を余儀なくされていた。

おまけに衛生状態も悪く、便所は穴を掘って板で囲っただけのもの。

水道は,揚子江の水をそのまま吸い上げた消毒不完全なものであった。

伝染病を媒介するハエや蚊,ノミ,シラミの類も年中いる。
しかも上海は、コレラの多発地帯であったと言う。

食料不足で抵抗力のない状況では,ひとたびコレラが発生すればたいへんなことになる。

二次感染のため,人々はパニックとなり壊滅的な打撃を受けるに違いない。

復員船が止まれば、二度と故郷の土を踏めないかもしれない。

▲もしこの現場に居合わせたら,どうすれば生き残れるだろう?

うち一人がコレラで死亡したことがわかった。

全員の検便をしたところ,コレラの感染者が24人もいた。

これでは数日のうちにたいへんなことになる。

ただちに緊急対策会議が開かれた。

しかし敗戦直後の時期,物資は困窮し何ら案は浮かばなかった。

そこである軍医が,最後の手段を提案した。

それは単純な内容である。

そもそも食中毒の菌は、食物を通じて口から入る。

ところが胃で分泌される胃酸は、pH1~2の強酸だ。

コップ一杯のコレラ菌に胃液を一滴落とせば,瞬時に菌は死滅すると言う。

食物に付着する菌は,胃では生きておれないのだ。

ところが何かの理由で菌は,小腸に達し増殖して食中毒を起こす。

その理由の一つとして考えられること,それは食事時に水分を多量にとることだ。

水分のために胃液が薄まり,殺菌されない可能性がある。

食事中は,一切水分を口にしない」ただそれだけであった。

唯一残されたコレラの予防法は、胃液による殺菌しかない。

誰もが,故国に帰りたい一心でそれを守ったのだ。

おかげで一人の二次感染者も出さなかった。

 

O-157の事件の時,同じものを食べて食中毒を起こした児童と起こさなかった児童がいる。

この差は何だろう?

先日小学校で,子ども達と一緒に給食を食べた。

驚くような食べ方をしていた。

パンを細かくちぎって,ス-プにつけて食べる。

牛乳で流し込みながら食べる。

先に牛乳を飲む児は,まず噛んで食べていない。

水分の流し込み食べが、現代の食文化の一つとなっているのだ。

その様な児童の口の中を診るとむし歯も多い。

なるほど,噛めない歯も流し込みの原因となるのだ。

よく噛んで食べること。

それは食物の表面積を増加させ,胃液に触れ易い環境を作る。

そう言えばO-157の最初の発症例は,ハンバーグで感染したとのこと。

このような軟らかい食べ物であっても,噛むことが重要なのだ。

食中毒の予防は,よく噛むことと深く関係することがわかる。

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コメント一覧

 

    • 1. チキンガイ
    • 2015年02月23日 19:59
    • いやこれマロンさんホントに素晴らしい記事です。いつもですけど!
      僕の実家で飼っている(勝手に住み着いた)猫も絶対に水と餌同時に食べません。
      野生動物もそうみたいですね。当たり前のことを忘れた(洗脳された)現代人だけが病気になるわけです。なんで人間ってこんなに馬鹿なんだって今日も叫びまくりました。
      坂東三津五郎さんがお亡くなりになりました。冥福をお祈りします。しかし勘三郎さんもそうですが彼らはがんで死んでいるのではありません。抗がん剤副作用による肺炎で死んでいるのです、苦しみながら。抗がん剤の判定は、CTで行います。CT検査上100人中10人から20人のがん細胞が2/3以下に一時的になれば抗がん剤は有効となります。例え患者が死んでしまっても寝たきりになってもかまいません。だから日本では効果がないのに副作用がひどいだけの抗がん剤が有効なのです。元医療従事者の僕が知る限り、がん手術をして抗がん剤投与(この時点で狂っているのですけど、日本以外の国ではがん手術と抗がん剤は併用しません)された人で、元気に生存している人はみんな抗がん剤を拒否しているか、途中で中断しているのです。抗がん剤全過程を終了して元気に暮らしている人は誰もほんのたったのひとりもいません。悪性リンパ腫や白血病などのいわゆるリンパ、血液による手術できない全身がんには抗がん剤は有効な場合もあります(もちろん副作用はとんでもない)が、固形がんには効くはずもないのです。それでも日本のバカ医者達は抗がん剤を使います、なぜなのか?保険適用されるからです。この国の医療は患者を見ません、とにかく全て数値だけです、保険適用されるものは全てするのです。患者ではなく、検査の数値、画像情報、そして患者数、手術数、薬の売り上げ、まさしくコンビニやパチンコと同じです。
    • 2. マロン
    • 2015年02月24日 09:11
    • チキンガイさんありがとうございます。
      チキンガイさんこそ、いつもリアルな医療情報を提供していただいてありがとうございます。
      正しい知識を得ていれば、三津五郎さんもこんなに早く亡くならずに済んだと思います。
      世の中、本当に狂ってますね。
      記事にさせていただきます。

6 件のコメント

  • 初めまして、二年以上前の記事ですが、コメントさせてください
    私、夫ともに40間近で、夫は子どものときから虫歯だらけ、私は歯医者に行ったことが検診くらいしかありません。
    私は生活も不規則で、甘いものを深夜に食べたりして、その後歯を磨かないってことをしょっちゅうやっててもです。
    2人の違いに、食事中に水分をとるかとらないか、ってのがあります。夫はノンアルを飲みながら食事、私は水分はよほど喉が乾いてない限り、とりません。私は食パン一斤(一枚じゃないです)くらいなら、水無しで食べれます。
    子どもの虫歯については、母からの感染だ、と多くのメディアで言われていますが、私はそれは眉唾モノだと思っていて、ならばいかに虫歯を作らせないか、と考えた結果、「食事中の水分補給原則禁止」「こまめな水分補給をやめる(当人が飲みたいという意思に任せる)」をやっています。
    今3歳ですが、食パン一枚は水無しでももぐもぐ頑張って食べてます。
    フッ素塗布もしてませんが、虫歯は今のところありません。
    赤ちゃんのときストローマグなど使わせず、自力でコップで飲めるようになるまでは水分は母乳か食物中の水分のみでした。

    虫歯の記事じゃないですが、給食の風景~のくだりで、私の仮説は正しいかも、と思い、コメントしてしまいました。

    • 横からすみません。
      りえぽさん、マロンさん、こんにちは。

      りえぽさんのご主人様の症状と私の症状がとても似ていて気になったので、横から突然にすみませんが、質問させて頂いてもよろしいでしょうか?

      りえぽさんのご主人様は子供の頃から虫歯が多いそうですが、歯ぎしりやくいしばりの症状はありますでしょうか?
      そして、喉が乾きやすい、鼻が詰まりやすいなどの症状もございますか?
      もう一つ、体力がなく人より疲れやすい、などの症状もございますか?

      私も子供の頃から虫歯が多く、そして食事中もよく水分を摂っていました。
      上記の私が書いた症状は全て私がある症状です。

      今回、質問させて頂いたのは、このような症状が出るための原因で気になるところがありまして、もし、ご主人様も同じなら何となく私が思っている事が確信できそうなので、失礼ながら質問させて頂きました。

      その、原因の根本というのは、マロンさんがいつも仰っている体内のアルカリ化や寄生虫などに辿りつくのだと私も同じように思っています。
      そこからの不具合が色々な症状に現れるのだと思いますが、その過程の中で体内システムに起こる事を自分なりに勉強していますので、もしよろしければお返事を頂けると幸いです。
      よろしくお願い致します。

      • ウィリーさん、お久しぶりです。
        無意識で起こす歯ぎしり食いしばり、、鼻の異常、喉が異様に渇く、疲れやすいなども寄生虫の仕業で起こるようですよ。
        腰痛にしても、レントゲンで見ても骨や神経に異常は無いのに、異常に腰が痛いのも寄生虫だそうで、寄生虫はレントゲンに写らないそうです。
        ちょっとびっくりですが、西洋医学ではトップシークレットかもしれませんね。

        • マロンさん、こんにちは。
          お返事下さってありがとうございます。
          寄生虫の記事も有り難く読ませて頂いて、勉強させて頂いています。いつも貴重な情報をありがとうございます。

          一つ質問させて頂いてよろしいでしょうか。

          >無意識で起こす歯ぎしり食いしばり、、鼻の異常、喉が異様に渇く、疲れやすいなども寄生虫の仕業で起こるようですよ。

          これは、鼻や喉に寄生虫がいるという解釈をして良いのでしょうか?
          腰が痛い人は腰に、膝が痛い人は膝に寄生虫がいると言うことでしょうか?

          マロンさんの寄生虫の記事を読んでから、寄生虫のことを勉強しようと思い、色々な本を取り寄せましたが、まだ全然読めていません(汗)
          これから頑張って少しづつ読んで勉強したいと思います。

          • ウイリーさん、遅くなりましても申し訳ございません。
            何処の場所に存在しているか分かりませんが概ね患部の当たりにいるかと思います。
            非常に小さく見えないものも多々ありますので発見は難しいかと思います。
            寄生虫類の駆除も大事ですが、それ以上に寄生虫か繁殖しない体にすることが遥かに大事です。
            家で例えますと、お風呂や押入れはカビが非常に生えやすいですが、縁側や玄関は生えないですよね。
            お風呂や押入れは、お掃除しても何時のまにか生えますよね。
            縁側や玄関にもカビ菌は存在していますが、カラッと風通しが良いのでカビなどが繁殖する環境ではないのです。
            体も全く同じです。
            一時的に駆除しても体内が押入れやお風呂のような環境ですと直ぐに増殖します。
            つまり、寄生虫などを繁殖増殖させない体にすることが本当の健康法です。
            あちこちか書いておりますようにそれがアルカリ体質にすることです。
            アルカリ体質に向けてくれるのが、主に・・立石野菜スープやモリンガ、スギナなどの優秀な植物ミネラル群や優秀な塩分の摂取と、化学物質や重金属を摂らないことです。
            ですので、寄生虫の勉強はそこそこで十分ですね。

    • りえぽさん、初めまして、コメントありがとうございます。
      記事も書いてますが、唾液はコレラ菌をも殺すほど威力のある超ウルトラスーパー殺菌消毒液なのです。
      ただ食べ物を良く噛んで満遍なく唾液と混ぜることが重要で、同じ傷んだ食べ物を食べても食中毒になる人とならない人の差は噛む回数、唾液の分泌量、唾液の質の違いだと思います。
      また食事中に水分を多く取りますと、唾液が薄まり消化の第一段階である唾液との混合が抜けて胃に負担が掛かります。
      野生の動物は、食事中には水分を取りませんが、まさしく本能がそうさせているのだと思います。
      また直ぐに虫歯になる人は、歯の表面のエナメル質が異様に軟らかい人が非常に成りやすいと思います。
      歯医者さんによりますと患者さんの歯牙を削っていると人によって硬さが全然違うとおっしゃいます。
      歯牙が硬い人は、切削器が滑って刃が立たず削れないし、軟らかい人はズボズボ削れるとおっしゃいます。
      寝ているときはほとんど唾液は出ませんので停滞したどぶ川状態になり最も細菌が湧きやすく虫歯になりやすい時間帯ですが、強靭な唾液、分泌量の多い人、歯牙が硬い人は、りえぽさんのようにほとんど虫歯にならないと思います。
      この原因を追究しますと、結局、腸内細菌叢、体内のアルカリ化などにたどり着きます。
      こういったことも、化学物質を摂らない、優秀な微量ミネラルを摂取するなどが大きく関わっていると思います。

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