尿路結石はおしっこの酸性化 と連動しています

日本人に尿路結石が増えてきています

その原因とは、食生活の欧米化もありますが、現代の加工食品、コンビ二フードなど、食品添加物の影響が懸念されています。

 

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「尿路結石」は、おしっこの中に溶け込んだ結石の成分が結晶化し、それが尿路(腎臓から尿道までのおしっこの通り道)にできた石状のかたまりのことです。

背中やわき腹に激痛がはしることで知られていますが、これは結石が動いておしっこの流れを閉塞するためです。

血尿や頻尿、排尿困難をともなうこともあります。

具体的な原因には「高たんぱく」、「高脂肪」のほか、「糖分のとりすぎ」「野菜や海藻類の不足」などが挙げられ、これらの食生活は、いずれもおしっこを酸性に傾けます。

尿路結石は、シュウ酸カルシウム結石がその85%を占めますが、これを含めほとんどの結石は、おしっこが酸性に傾くほどできやすくなります。

 

図2 : 酸性化の進む日本人のおしっこ

 

図1 : 尿路結石の年間発症率の推移(1965~2005年)

PHの数値が低いほど酸性、高いほどアルカリ性ですが、ご覧のように、この数十年の間に、尿のPHは、ドンドン酸性化し、尿道結石患者はそれに比例してうなぎのぼりです。

尿路結石の予防のためには、おしっこをよりアルカリ側に傾ける食生活が必要になります。

ただし、逆にアルカリ側にしすぎることで、別の種類の結石が作られる場合がありますので、おしっこのpHは6.0~7.0に保つことが望ましいといえます。

 

尿のpHという視点から見てみると・・・

酸性体質、アルカリ性体質、尿のpHという視点から見てみると・・・

この分類法では、食品そのものが酸性かアルカリ性かと言うことではありません。

間違えやすいですが、お酢や梅干しは酸っぱいですがアルカリ食品です。

食品を燃やした灰を水中に入れて溶出成分を含む水溶液のpHを測定して判定します。

つまり、食品に含まれるミネラルが身体の中で燃焼して酸性になるかアルカリ性になるかで判断している、と言うことです。

酸性食品

肉類、魚類、卵、砂糖、穀類

アルカリ性食品

野菜(ほうれん草、ゴボウ、サツマイモ、ニンジン、里芋等)、果物(メロン等)、海藻(ひじき、ワカメ、昆布等)、キノコ、干し椎茸、大豆、お酢

人の血液のpHは約7.35~7.45の弱アルカリ性で、ほぼ一定に保たれています。

酸性食品を多く食べ過ぎても、血液のpHを上記の通りほぼ一定に保持するため、体が小細工をします。

血液のpHを一定に保つ為に、骨に含まれるカルシウムなどのアルカリ成分が中和のために使われたりすることで、骨が弱くなったりします。

歯をよく磨いてもやたら虫歯になる人は、これが疑われます。

そして尿は酸性の成分を多く排泄するために酸性に傾きます。

この酸性尿の状態が結石や痛風と関係が深いことが分かってきています。

高尿酸血症の場合、尿が酸性に傾くと尿酸が溶けにくくなり、結晶化しやすくなるそうです。

結石も酸性尿の場合方が溶けにくいそうです。
つまり日常食べているものが酸性食品に偏りがちだと酸性尿になり、結石や痛風になりやすい状態と言えるわけです。

 

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尿のpHは一日の中でかなり変動します

 

特に睡眠時には尿は酸性に傾きます。
(睡眠中は肺による換気機能が低下し、起床時よりも多くの二酸化炭素が体内に蓄積されるから)

ということで起床時の尿は酸性に傾きやすいと言うことです。

結石は夜間に作られると言われることも一理ある訳です。
朝一番の尿で5.5以下が3日くらい続くようですとややリスクが高くなっていると言うことになります。
ですから、特に朝一番の尿のpHを6.0~7.0位の弱酸性に持って行くことが目標になります。

 

PH安定に梅干しパワー

割と安定して朝一番の尿のpHを6.0以上に出来る食品として、梅干し、梅肉エキスは、良いそうです。

夜に梅干しを食べると朝の尿に好影響が予想されます。

勿論、夜遅く食事を摂らないこと水分を多くとることも大切な要素です。

梅干しのあの酸っぱさの主成分は、クエン酸です。

またもや梅干しやクエン酸にたどり着いてしまいました(笑)

つまり、病気は、これまで書いてきましたように基本的に同じ構造で、表面化するものがちょっと違うだけです。

梅干しとは、日本伝統の素晴らしい健康食品ですが、ほとんど食べなくなり、添加物入りの似非梅干しばかりが台頭しています。

家庭で仕込んでこそ梅干しですね。

上記表の尿路結石の伸びは、梅干しの退化とリンクしているのかもしれませんね。

とはいっても梅干しだけで完璧と言うことではなく、食生活習慣全体を見直すことは言うまでもありません。

 

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コメント一覧

 

    • 1. チキンガイ
    • 2016年02月01日 10:28
    • 尿路結石、これ馬鹿にできない症状です。
      結石体質の人は、血管の動脈硬化および石灰化が進んでいる場合も多いですね。実は尿路結石は血管内で作られたシュウ酸カルシウムが、腎臓に少しずつたまって大きくなります。ですから尿路結石の発症率の推移と男女比は、心筋梗塞のそれと類似しています。(心筋梗塞の場合、降圧剤の濫用でさらにひどいです)骨粗鬆症や虫歯の患者が尿路結石や心筋梗塞を発症しやすいのも納得です。
      本来シュウ酸は腸内でカルシウムと結合して便として排出されるべきですが、カルシウム不足そしてマロンさんご指摘のように、酸性に傾いた血液によりカルシウムが溶解し、血管内で石灰化してしまうのですね。
      牛乳でカルシウム補給できているのならこのグラフはありえないと感じます。
    • 2. あき
    • 2016年02月01日 11:08
    • いつも
      ありがとうございますマロンさんこんにちは尿の、アルカリの話し納得しました色や泡立ちなどの参考など
      もまた良ければ教えて下さい薄い方がよく泡立ちが、ないほうが良いといろんな記事で
      読みましたがいかがでしょうか?それとmms2の、カプセルは1号サイズくらいで
      無添加が
      良いかなと、思っていますがマロンさんが、良いと思う存分カプセルなでありましたら

      宜しくお願い致します

    • 3. マロン
    • 2016年02月01日 11:50
    • チキンガイさん、詳しい説明ありがとうございます。
      なるほどですね~どれもリンクしていますね。身の回りでもちょくちょく発症した人を耳にしますから、相当多くなっているのでしょうね。
      そういえば現代は煮干やじゃこなんてほとんど食べなく成りましたからカルシウム不足も大きな発症原因でしょうね。
    • 4. マロン
    • 2016年02月01日 12:11
    • あきさん、黄色系なら問題ないそうです。オレンジ色は脱水、濃い茶色、赤色は危険というか、病気です。ビールのような決めの細かい泡でなかなか消えない場合は、タンパクが降りているそうです。
      カプセルの材質は、プルランカプセルが上質だそうですがあまり売られてないと思います。
      これですが0号しかありません>http://www.waldeninc.net/chapter0500.html
      でも多少カプセルの素材が悪くてもMMSが解毒するので多少悪くても問題ないかもです。
      カプセルは、人によってサイズ次第で飲めない人がいますのでオブラートでも良いと思います。。1号で大きさ的には、十分です。
    • 5. あき
    • 2016年02月01日 17:57
    • カプセルの件
      ありがとうございましたオブラートならあるので使ってみます
    • 6. マロン
    • 2016年02月01日 18:33
    • あきさん、オブラートは、小さいので圧倒的に飲みやすいですね♪

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